人生年表を作成しよう

こんにちは、まさやです。

自分自身の資質やパターンを
詳細に分析するために有効なアプローチの1つに

「人生年表」

というものがあります。

これは文字通り、
これまでの自分の人生を振り返り、
時系列でその時時に起こったイベントを
書き記したものです。

例えば、
・2歳の時に弟が生まれる
・3歳の時に父親の転勤に伴い引っ越す
・6歳の時におばあちゃんが亡くなる
・16歳の時に初めての恋人が出来る
・22歳の時に就職する
・26歳の時に独立する
・29歳の時に子どもが生まれる

と言った感じのものです。

人生振り返ってみれば色々な出来事が
あるものですが、星の動きと照らし合わせて
分析してみると興味深いことがわかります。

心理占星術ではトランジットや
ソーラーアークといった技法を使って
時期予測を行うのですが、
ここで分析して出した

「この時期にはこんなことが起こりやすいよ」

という表示と、実際に過去に起こった
大きなイベントがぴったりマッチしている
可能性が非常に高いです。

実際、妻のかなえは過去2回
大きな交通事故に遭っているのですが、
どちらもソーラーアークで同じサインが
出ていた時に起こったものでした。

最初にこの事実に気がついた時は
本人もかなり驚いていたのですが、
偶然の一致では済まされないレベルの
出来事だと思います。

他にも表れているサインと実際に起こった
出来事が一致している例はたくさんありますし、
僕ら夫婦だけでなくこれまで鑑定を行ってきた
クライアントの方々のケースを見ても
特に重要な変化の部分は不思議と一致しています。

もちろん、時期予測で現れたサインと
同じことが必ず起こるわけではありません。

星が何かを起こしてくれるわけではなく、
最終的に自分が決断して行動するから
何かしらのイベントが起こるわけです。

占星術にも通じていた中世ヨーロッパの神学者
トマス・アクィナスは

「星は誘えど強制せず」

という言葉を残しています。

この解釈には諸説あるのですが、
僕の考えでは、

「星の動きは我々の人生にさまざまな変化の
きっかけを与えてくれるが、
それを受け入れて行動するかは自分次第」

という感じで解釈しています。

西洋占星術界の大御所ノエル・ティルも

「天体は無いもしない。
自分が何かをする。」

と言っています。

要するに、
与えられたチャンスを受け取るのか、
高まったエネルギーを活用するのかは
すべて自分次第ということです。

ただまぁ、特定の時期の特定のエネルギーが
高まっていれば、自分の潜在意識が
そのエネルギーの影響を受けて
自然とその時期に起こりやすいイベントを
起こすように顕在意識に働きかけるのでは、
という考えもあるのですが、
そこに関してはまだ検証が必要です。

1つ言えるのは、この時期予測の技法を使った
人生年表との照らし合わせは
これからの人生プランを策定する上で
極めて有用だということです。

妻の交通事故の話でもありましたが、
自分がどの時期にどんなことが起こりやすいかが
あらかじめパターンとしてわかっていれば
予防や対策がしやすいわけです。

実際、妻が2度遭った交通事故の時と
同じ表示が出ていた時期が少し前に
あったのですが、その時彼女は極力
車の運転を避けたり外出を控えるなどして
気をつけていました。

(まぁ、筋金入りのペーパードライバーなので
そもそも運転はできないのですが、笑)

我々が鑑定を行う時に、毎回ではないですが、
クライアントに人生年表を作ってもらう時があります。

どういう時か?というと、
出生時間がおおよそしかわからない場合に
書いてもらうケースが多いです。

正確な出生時間がちゃんとわかっていれば
セッションの流れの中で時系列順に
出来事を確認していくのですが、
出生時間がわからない場合は人生年表から
逆算してなるべく正確な時間を
割り出す必要があるわけです。

こういった出生時間の逆算テクニックを
「レクティフィケーション」というのですが、
これはかなり高度な技術ですし、
正直面倒くさいです。

なので、よほど特別な事情がない限りは
通常は行わないのですが、出生時間がおおよそ
前後1時間位の範囲などでわかっていれば
ある程度正確に割り出すことが出来るので
そういった状況に限って行うことがあります。

ただ、出生時間の割り出しを行う必要が
無かったとしても、人生年表の作成は
非常に有益なアクションです。

なぜなら、自分のホロスコープに表れている
「素質のタネ」が、これまでの人生を通して
どんな花を咲かせているのかを確かめるために
役立つヒントが散りばめられているからです。

比較的似た性質を持って生まれてきた人でも
育った環境や周りの人間関係の影響を受け
全然違った形で素質が開花していく事になります。

人は基本的には自分の資質通りの人生を
歩んでいく傾向にありますが、
やはり周りの影響は大きいです。

人間は社会的な動物であり、
環境の生き物とも呼ばれているくらいですから
どんな場所で時間を過ごすかに
人生は大きく左右されます。

自分がどんなに真面目で品行方正でも、
周りの友人が全員シンナー中毒で
ノーヘルでバイクを乗り回して
夜な夜な鉄パイプで学校中のガラスを
割りまくるような学校に在籍していたら
ワルになるなというのが難しいです。

人間の脳には「ミラーニューロン」という
システムが組み込まれています。

このミラーニューロンの働きにより、
人は周りの人間の影響を受け同調し、
同じような行動パターンになるのです。

もちろん、自分の本質のコアの部分は
変わらないのですが、どんな風に現れるかは
かなりの割合で左右されると見ていいでしょう。

自分がこれまでどんな環境で過ごしてきて、
どんな人達の影響を受けてきたのかを
思い返して洗い出してみるというのも
自分の資質を客観的に分析するための
有効なアプローチになります。

過去を見れば未来が見えます。

あなたがこれから本当に熱中して
人生をかけて取り組んでいくテーマを
見つけたいのであれば、まずはあなたの
過去を振り返ってみてください。

ざっくりとでも良いですが、
じっくり取り組んだほうが効果は高いです。

人によっては、この人生年表を
書き出すという作業だけで
大きな発見や気づきを得て
目標や使命にたどり着くこともあります。

「歴史は繰り返す」

と言いますが、個人レベルでも
人生の所々で似たようなパターンで
似たような出来事が起こるのです。

どんなビジネスに取り組むにしても、
お客さんにあなたの人柄を知ってもらい
ファンになってもらうためには
人生のストーリーを語る必要があります。

「人生年表 = あなたのストーリー」

です。

ストーリーは最強の武器になります。

自分の資質をより深くするためにも、
あなたの事をもっと他人に知ってもらうためも
極めて有効なアプローチです。

なので、多少忙しかったとしても
時間を取って自分の過去を振り返り、
文字にして書き出してみてください。

きっと新しい発見があるはずです。

それではまた!

まさや

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