「惑星の年齢域」ではなく『星座の年齢域』

こんにちは、いとうです。

占星術には「年齢域」という概念があります。

人それぞれ生まれ持った星の中で
どの年齢の時期にどの惑星(とその星座)の
要素が特に強調されやすいのか?
重要なテーマになってくるのか?

といったものを解説しているものです。

「惑星の年齢域」に関して
詳しくはこちらの記事から↓
https://abizlabo.com/2022/08/30/age_region0830/

ざっくり紹介すると、年齢と各天体の
関係性は以下のようになっています↓
(切り替わり時期の年齢は諸説あり)

誕生〜7歳:月(感情、欲求、無意識)
7歳〜15歳:水星(知性、学習、言語、論理)
15歳〜25歳:金星(感受性、恋愛、楽しみ、青春)
25歳〜35歳:太陽(自我、目的意識、方向性の発見)
35歳〜45歳:火星(挑戦、目標実現、バリバリ仕事)
45歳〜57歳:木星(許容、拡大、報酬)
57歳〜70歳:土星(責任、物質化、秩序の構築)
70歳〜85歳:天王星(変革、共同体意識)
85歳〜:海王星:(集合無意識との接続)
死:冥王星

この年齢域という考え方は19世紀の占星術家である
セファリエルが提唱したものを、日本の占星術界の大御所
松村潔さんが翻訳して紹介し、日本に広がったようです。

ただ、このセファリエルが提唱した年齢域は
「惑星の年齢域」であって、実はもう1つ、
「星座の年齢域」というものも存在します。

海外の占星術家が提唱していたもので、
出典や根拠に関してはリサーチ中ですが
興味深いので紹介しておきます。

『星座の年齢域』では、誕生直後が12星座の
最初のサインである牡羊座で、そこから順番に
年齢を重ねるごとに隣のサインに移っていきます。

惑星の年齢域は人それぞれ星の配置が違うので
全く違うパターンになりますが、星座の年齢域は
どちらかというと人類全体に共通するパターンで
発達心理学をベースにした『人生のステージ理論』
の方が近い考え方かもしれないですね。

海外の占星術家の考え方がベースになっていますが
僕なりにステージ理論や他の要素を取り入れて
補強したものを掲載しておきます。

星座の年齢域について

星座と年齢には不思議な関連性があります。

誕生から幼少期、青年期、壮年期、老年期へ至るまで
それぞれの星座が私たちの精神的な成長を映しています。

牡羊座から始まって魚座に至るまでの
この宇宙的な人生の旅を一緒に辿ってみましょう。

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【牡羊座】(0歳 – 7歳)
新しい発見の時代。見るもの全てが初めてで真新しく、何にでも興味を示す頃。子犬が世界を初めて見るように、牡羊座は好奇心旺盛で、何事にも挑戦するチャレンジャーです。未経験だからといって躊躇することなく、学びの一歩を踏み出します。日々がサバイバルなので、親の顔色などを伺うことなく、とにかくワガママをまき散らします。

【牡牛座】(7歳 – 14歳):
五感で世界を捉え、生活の習慣が出来上がる時期です。「これは私のもの」という所有感を持つ時期でもあり、他者との共有のバランスを学ぶ思春期を象徴します。牡牛座は、物質的な喜びを追求し、まず所有することを望み、徐々に共有の価値を理解します。成長期であり、特によく食べる時期でもあります。

【双子座】(14歳 – 21歳):
学習意欲が旺盛になり、興味の方向性がハッキリし始める時期です。行動範囲も広がり、様々な場所に出かけ、自分が気になるものを追い求めます。反抗期を迎え、自分らしさを世界に示します。頭や口が回るようになり、口喧嘩では親が舌を巻くこともあるでしょう。自己疑念から自己発見へと進む、成長の重要な段階です。

【蟹座】(21歳 – 28歳):
自分の心に向き合い、真の自己を探求する時期です。いっぱしの大人になる時期であり、これまで育った家族の元を離れ、自立と孤独を味わうこともあるでしょう。早い人だとこの時期に新しい家族を持つ選択をするでしょう。後半には28歳の節目を迎えるにあたり、人生に大きな変化の並が起こり始める人も多いです。自分の居場所を見つけ、心地よさを感じる、またはそれを心から求める時期です。

【獅子座】(28歳 – 35歳)
自分の人生の方向性を明確に打ち出し、自己表現を開花する時期です。サターンリターン(土星回帰)という人生の大きな節目を迎え、ある意味「本番」が始まるタイミングです。人の目を気にすることなく「私は私」を貫くことが重要になります。堂々と自分の意見を打ち出し、自分の生き方にプライドを持ち、自己肯定感で突き進む時期です。

【乙女座】(35歳 – 42歳):
社会人としても中核的な年齢を迎え、1つ1つの選択の責任が増す時期です。規律を守り、勤勉に取り組み、自らの能力を向上して結果を出すのにちょうどいい頃合いです。未来を計画し、家族のために尽くす働き蜂のような段階。毎日の細かい作業を通じて安定を築きます。

【天秤座】(42歳 – 49歳):
人間関係やパートナーシップにスポットライトが当たる時期です。プライベートのパートナーや、付き合いの長い友人、共に困難を乗り越えた戦友たちと、人生で「共にいることの強さと喜び」を実感します。ミッドライフ・クライシスの時期を迎え、それまでの人間関係やパートナーシップを一新する人も出てくるでしょう。コミュニケーション能力が成熟し、人付き合いが楽しめる時期でもあるでしょう。

【蠍座】(49歳 – 56歳):
さらに責任が大きくなり、再び大きな人生の岐路を迎える時期です。人生における本質的で大きな疑問に直面し、実存的な危機を乗り越えようと試行錯誤することになる人も多いでしょう。2回目のサターンリターンが近づき、これまでの人生の通知表を受け取る日が近いことを察するでしょう。自己の内面を深く探求し、自分なりの真理を発見する時期です。極端と言えるくらいの変化を迎える人も多いでしょう。

【射手座】(56歳 – 63歳):
楽観性と大きな視野をもって新たな冒険に飛び出す時期です。細かいことよりも全体像を見て、世界への貢献と価値創造を追求します。宇宙的な視点で未来を見据え、後進の若者たちに影響を与えることを望みます。2回目のサターンリターンを迎え、抱え込んだ重い荷物を捨て去り、身軽になって世界に飛び出す人もいるでしょう。

【山羊座】(63歳 – 70歳):
過去を振り返り、自分史の成果を反省する時期です。築き上げたものを確かめ、その美しさを味わう時。達成した業績を振り返り、世界に示します。人によっては、個人的な欲求やエゴが薄くなり、ストイックな修行僧のような生活に切り替わる人もいます。過去に満足するか、さらなる達成と成功を求めてチャレンジを続けるか、大きな分かれ道になる時期です。

【水瓶座】(70歳 – 77歳):
冷静さと合理性、独立性が際立つ時期です。個人のエゴの枠を出て、地域や社会に貢献できることが何かを考えるようになります。誰とも異なる自分ならではの個性が確立され、観客がいてもいなくても関係なく自分らしさを貫きます。人によっては、頑固や偏屈さが目立つようになることもあるでしょう。

【魚座】(77歳 〜):
目に見えない世界に心身ともに接近する時期です。神仏や霊的なものへの関心が高まり、信心深くなります。夢の世界と現実世界の境界線が曖昧になり、ファンタジックな日常をナチュラルに楽しめるようになるでしょう。

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いかがでしたか?

あなたの今の年齢と、その時期の
星座のテーマはどれくらい
当てはまっていると感じましたか?

惑星の年齢域で表されている星座と比べて
どちらが自分によりしっくり来るのかを
確かめてみてください。

最後に、人生をざっくり4つのステージに分けて
それぞれの時期における精神的な状態を
四つのエレメントに当てはめて考えてみましょう。

胎内と幼児期は水のエレメント(感情・情緒の発達)
幼少期から20代前半は風のエレメント(知性発達・人間関係・恋愛)、
20代半ばから60歳までは地のエレメント(社会に出て働く・物質主義)
そして60歳以降は火のエレメント(精神性・自己主張・情熱)
と共に進化していきます。

↑このエレメントを使った分類は
ちょっとざっくり過ぎる気もしますが
参考になる部分があれば幸いです。

それではまた!

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