出生時間を大切にしよう

こんにちは、まさやです。

自分のホロスコープを正確に
解析していくためには

『正確な出生時間』

が必要になります。

ホロスコープは自分が生まれた瞬間の
宇宙の模様を転写したものです。

正確なホロスコープを出すためには

・生年月日(19◯◯年◯◯月◯◯日)
・出生時間(午前/午後:◯◯時◯◯分)
・出生場所(◯◯都道府県◯◯市町村区)

という3つの情報が必要です。

生年月日と出生場所はほとんどの人が
わかるのですが、出生時間となると
把握している人はグッと減ります。

自分の母子手帳を見たことがある人か
親からちゃんとした時間を聴いたことが
ある人しかわからないでしょう。

出生時間を含めた生年月日は
自分にとって

唯一無二の重要な数字

です。

西洋占星術だけに限らず
いろいろな占術で使われます。

生年月日と出生地までしか求めない種類の
占術もあるのですが、それでも
◯時◯分まで分かっていた方が
より正確で情報量が多い傾向にあります。

我々が主な手段として使っている
西洋占星術の流れをくむ心理占星術でも
出生時間は極めて重要な要素です。

どのくらい重要かというと、
有料で鑑定を行っている占星術家の中でも
正確な出生時間がわからない場合は
鑑定を断っている人も居るくらいです。

なぜそこまで重要なのか?

と言うと、
正確な出生時間がわからないと
鑑定の精度が大幅に落ちるからです。

天体はそれぞれ動くスピードが違います。

個人のホロスコープの中でも
特に重要な存在である「月」は
動くスピードがかなり早いです。

出生時間がわからない場合、とりあえず
昼の12時に設定して出してみるのですが、
12時で出した時に月の度数が「7度以前」
もしくは「22度以降」だと、
時間によっては前後のサインに
移っている可能性があります。

12時でホロスコープを作って
月が「牡牛座3度」だった場合、
生まれた時間がその日の明け方から
朝方に掛けてだった場合、
1つ前のサインである牡羊座に
月がいることになるケースもあります。

逆に言えば、お昼の12時で出してみて
月が7度〜22度の間にあった場合は
そのサインで確定です。

月のサインに関しては対話によって
欲求のパターンを割り出せば
おおよその検討をつける事は出来ます。

が、それ以上のことを対話や分析、
観察だけで割り出すのは至難の業です。

ホロスコープの中には

「アングル」と呼ばれる重要な要素

が存在します。

自分の外見的な特徴や
他人から見られた時の印象を司る
横軸の左側「アセンダント(ASC)」や、

適職判定を行うために活用する
縦軸の天頂部「ミッドヘブン(MC)」など、

俗に言う「軸」がアングルです。

精度の高い鑑定を行う場合は
何よりも「アングル」が
正確である必要があるのです。

この「アングル」は
動くスピードがかなり早いです。

ホロスコープでは1つのサインごとに
約30度のスペースを割り振られていて、
4分(240秒)ごとに1度動き、
2時間毎にサインが変わります。
(4分=1度:120分=30度)

「だいたい朝の5時頃に生まれた」

という感じのざっくりした情報でも
おおよそ月や軸の所在を割り出すことは
出来るのですが、やはり今ひとつ
正確性には欠けてしまうのです。

時期予測と適職判定

どの時期にどんなイベントが
起こりやすいかを予測する
「トランジット」「プログレス」「ソーラーアーク」
という技法を使う時には、この「アングル」が
とても重要な役割を果たします。

動きの遅い土星以降の星(トランスサタニアン)が
太陽や月、アングルを通過するタイミングは
何かしら大きな変化が起こる可能性が高いです。

生まれ持った資質を活かした仕事の方向性を
割り出す「適職判定」という技法においては
一般的に「天職」に関わりがあるとされる
MCに関係のある天体やサインを使います。

つまり、

「出生時間はとっても重要」

という事です。

あなたがまだちゃんと把握していない場合、
すぐに確認する事をオススメします。

一番良いのは母親に連絡して
母子手帳を見てもらう事です。

母子手帳記載の情報は
かなり信頼性が高いです。

ただ、手放しで信頼できるかと言えば
そうでもない部分もあります。

病院や産院によっては時間の記載が
適当なところがあり、生まれた時間が
「12時58分」とかだと切り上げて
「13時」としてしまう場合もあるようです。

あなたの出生時刻が
「15時ちょうど」「21時30分」など
キリの良い数字だった場合は
少し注意して見る必要があるでしょう。

おおよその時間であっても
おおよそ正確に見ることは出来るのですが
はっきり明確にちゃんとした数字だと
分析の精度が上がるのは間違いないです。

母子手帳を見つけられない場合

親が母子手帳を紛失してしまったり、
両親が離婚していて母親と連絡が
取れない場合などは、
出生時間の確認がしにくいです。

母子手帳以外で自分の正確な
出生時間を知る方法としては、
以下の2つがおすすめです。

・自分が生まれた病院/助産院に確認する

・本籍地の地方法務局で出生届の写しを請求する

市区町村に提出された出生届は、
一定期間(本籍地に提出した場合は1ヶ月間、
本籍地以外に提出された場合は1年間)
保管された後、本籍地の地方法務局で
保管されるそうです。

どれくらいの期間にわたって
保管されているかはわかりませんが
ある程度の期間は保管されているようなので、
出生届の写しを請求したいという旨を
問い合わせてみるのが良いかと思います。

心理占星術には出生時間を割り出す
「レクチフィケーション」
という技法もあるのですが、
かなり高度な技術なので上手に
使いこなせる人はかなり少ないです。

レクチフィケーションを行えるレベルの
技術を持っている人であっても、
かなりの時間と手間がかかるので、
依頼するとなるとかなり高額な鑑定料を
チャージされる可能性が高いです。

メリットとデメリット

心理占星術はホロスコープを通して
自分に関する膨大な情報を得る事が
出来るツールではあるのですが、
自分の正確な出生時間がわからない人にとっては
受け取れるメリットが少なくなってしまう
という性質があるのは否めません。

まぁ、そうは言っても占術の種類によっては
生年月日までしか見ないという
ざっくりしたものもあります。

詳細な情報を必要とする分、
詳細な情報を導き出すことが出来るのです。

逆に言えば、おおよその情報でも
おおよその情報を導き出すことが出来るので
それなりに使えることは間違いないです。

とりあえず、自分の出生時間が
ちゃんとわかっている場合は
絶対に無くすことがないように
あらゆる場所に記録しておいてください。

もし、自分の出生時間がわからない場合は
出来る限り調べて見ることをオススメします。

調べた上で分からなくて、それでも
どうしても自分の正確な出生時間を
知りたい場合は、しっかりした鑑定技術を
持った占星術家に依頼してみてください。

正確に「◯◯時◯◯分」まで割り出すことが
出来るかどうかは鑑定士の腕次第、
というところもありますが、ちゃんとした
技術の持ち主であれば、

「その人の人生のストーリーと
 ホロスコープや各種チャートの動きを
 重ね合わせた上で最も確率が高い時刻」

を導き出してくれるでしょう。

もちろん、あなただけではなく、
あなたの周りの人の出生時間も大事です。

周囲の人との人間関係をスムーズにするために
資質や相性をチェックする場合にも
正確な情報がわかるに越したことはありません。

あなたにお子さんがいるのであれば
お子さんの出生時間は本人にちゃんと
伝わるように残してあげてくださいね。

ちなみに我々夫婦は長女が生まれ、
「おぎゃー」と声を上げた瞬間、
ミステリーハンターがビックフットと
ツチノコとチュパカブラとネッシーを
同時に目撃したかのごとき剣幕で
時計をクワっとガン見し、二人同時に

「7時8分!」

と声を上げました。

うちの娘はおそらく占星術に
興味をもつことになると思うので
ちゃんと分かるところに数字を残し
ホロスコープもプリントアウトして
何処かに保管しておこうと思います。

あなたもぜひ、自分自身の出生時間、
そして周りの人の出生時間もあわせて
大事にしてください。

まさや

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