“人格ミックスジュース”の話

こんにちは、まさやです。

僕は自分で言うのも何ですが、
かなりの健康マニアです。

僕をよく知る人からは

「健康について色々教えてもらいたいけど、
ハードコア過ぎてついていける自信がない」

という評価を頂いており、
喜んで良いのか微妙なところです。

自称健康マニアとしてのこだわりの一つに

「2種類のマシンを使ってジュースを作る」

と言うものがあります。

そう、僕は野菜や果物を使った
フレッシュジュースを作るのに
わざわざ2つのマシンを使うのです。

1つ目はヒューロムのスロージューサーで、
2つ目はバイタミックスです。

スロージューサーはジュースを絞る役割で、
野菜や果物に含まれる繊維と水分を分離し、
栄養価が凝縮された水分だけを抽出するマシンです

バイタミックスは繊維も含めて混ぜる役割で、
iPhoneを粉々に粉砕してしまうレベルの
強靭なステンレス製ブレードと強力なモーターで
野菜や果物を細胞レベルまで細かく砕いて
混ぜる役目を持っています

2つのマシンを使ってジュースを作るのは
正直面倒くさいのですが、
とても体にいいので続けています。

「どんなレシピなんですか?」

と気になる人がいるかもしれませんが、
残念ながらレシピは秘密です。

で、今朝も野菜をザクザク切って
ジュースを作っていたのですが、その時ふと

「あ、これって人間の人格が形成される
プロセスと同じだな」

と思ったのです。

飲むジュースとは違うのですが、
我々の性格・人格・セルフイメージは
ミックスジュースなのです。

詳しく説明します。

人格やセルフイメージは
様々な要素が複雑に組み合わさって
形成されています。

この形成には2つのプロセスがあります。

1つ目は内側のミックスで、
2つ目は外側とのミックスです。

内側でどんな材料でどんな割合で
ミックスが行われたかを分析するアプローチは
色々ありますが、僕は主に心理占星術で
読み解くスタイルを好んでいます。

ホロスコープを構成する主な要素である
天体・サイン・ハウス・アスペクト
の組み合わせで読み解いていきます。

それぞれの割合や混ざり方で
基本的な要素や資質がだいたいわかります。

これが内側のミックスジュースです。

そこからさらにもう一段階、
別のものと混ぜます。

何と混ぜるのか?

それは

“環境”

です。

自分を取り巻く“環境”を抜きにして
人格については語れないのです。

「人間は環境の生き物」と言われていますし、
「朱に交われば赤くなる」と言うことわざも
ある通り、人は必ず他人の影響を
受ける生き物なわけです。

僕らの脳には「ミラーニューロン」
という機能があり、別名
「ものまね細胞」とも言われています。

詳しい説明は省きますが、この働きにより
人は無意識レベルで他人の影響を受け、
他人の思考や行動、クセなどを
真似てしまうことになるのです。

人は成長のステージに応じて
いろいろな影響を段階的に受けます。

まずは幼少期。

この時期は家族から影響を受けます。

両親、両祖父母、兄弟、親戚など、
一緒に過ごす時間が特に多い人から
たくさん影響を受けることになります。

幼児期までは他人の事などは一切考えず
自分のエゴ丸出しではあるのですが、
両親が使っている言葉などを聴いていますし、
何となくでも自分が置かれている状況を
理解しています。

家族の人格、教養、生活レベルなどで
いわゆる「三つ子の魂」が形成されます。

そこから少し成長して幼稚園とか
保育園に行くようになると
今度は友達ができます。

この段階から「友達」という
家族以外の他人の影響を受け始めます。

生まれてからずっと一緒に過ごしてきた
家族とは全く違う価値観や世界観を持った
子どもたちと触れ合うことになるので
中々にインパクトの大きい出来事です。

もっと言えば、付き合う友達の家族の価値観も
その子どもを通して影響を受ける事になります。

そしてさらに成長し、
学校に行くようになるとどうでしょう。

友達の、友達ではない同級生の数も増えますし、
今度はさらに「先生」という
大きな存在が出現します。

教室において先生は絶対的な存在なので
否が応にも影響を受ける事になります。

先生の人格レベル、思想、人生経験などが
物心がつき始めた頃に
「正しいものとして」刷り込まれます。

下手したら親よりも長い時間を
過ごすことになる人生の先輩が
「これは正しい」と言えば、正しいものとして
受け入れざるを得なくなります。

日教組の洗脳バリバリのガチ左翼教師が
教鞭をとっているクラスに割り振られた場合、
幼少期から偏った思想を刷り込まれる
可能性も否定できません。

また、通う学校も公立か私立で
多少の違いが生まれるでしょう。

公立には一般的にその地域に住んでいて
本人が受験を考えなかった子どもや、
子どもに受験をさせることを考えなかった
両親の子どもが通っています。

私立には一般的には受験をしてよりよい学校に
我が子を通わせたいと考えている両親の
子どもがほとんどです。

中には自分から受験したいという子も
いるかもしれないが割合としては
少ないと思います。

ここでは公立と私立のどちらが
良いとか悪いとかはテーマではなく、
あくまで環境としての傾向の話です。

通う学校のエリアも、
田舎なのか都会なのか、
荒れているのか真面目な雰囲気なのかで
受ける影響は変わってきます。

ド田舎で荒れている子どもが多く、
大人も含めて全体的にオラオラ成分が
多めのエリアで育つと、多少なりとも
その影響を受けることになるでしょう。

元々競争が好きで支配欲が強い資質を
持っている人の場合は、その世界に
どっぷりハマり、大いにオラつく
青春を過ごすことになるでしょう。

逆に、周りがどんなに一切勉強しない
校内ランキングや他校との抗争に熱心な
クローズばりの学校に通っていても
真面目にコツコツ勉強する人もいます。

中には環境に左右されない強い意志を
発現しやすい資質の人も居ますが、
環境の影響を100%受けないのは不可能です。

少なくとも数%分くらいは
自分の人格の中に入り込むでしょう。

もちろん影響はあくまで影響であって
自分の本質やコアを変えるものではないです。

ただ、表面的な思考や行動のパターンに
少なからず影響を与えるのは間違いないのです。

で、元々生まれ持った自分の内面の人格ジュースと
外側の様々な環境要因のジュースが混ざり合い
自分の現在の人格ジュースが出来上がるのです。

一回作ったジュースを、さらに他の具材と
もう一回混ぜて出来上がるということです。

だから、ホロスコープだけを見ても、
その人の人格については
表面的な部分しかわからないのです。

最初のジュースの情報しかわからないから、
どんな要素が追加され、今現在が
どんな色と味になっているかはわからないです。

例えば、最初のジュースがみかんと
パイナップルが多めで作られたジュースなら
甘い黄色系のジュースが出来上がります。

が、2回めに大量のほうれん草や小松菜、
水菜、チンゲン菜、にんにくの芽などと
ミックスされてしまうと、色は濃い緑になり、
野菜臭さが強くなります。

そこまで行くと、もはや別物ですよね?

もちろん、飲んでみれば甘味は多少
残っているとは思いますが、
野菜の風味と混ざって、元々が
どんな味だったかはわからないはずです。

なので、僕はホロスコープだけを見て行う
メール鑑定とかは気休め程度の
ものだと考えています。

本人は今現在、濃い緑色のジュースなのに
ホロスコープだけを見て、

「あなたは黄色系の甘いジュースなので
女子ウケ抜群だと思います!」

と伝えても、本人は

「んー、そんな気もするのですが、
けっこう緑っぽいところもあるし、
どちらかというとハードな健康マニアに
好まれている感じがするのですが…」

という感じになり、互いの認識に
食い違いが生じます。

だから、対話が必要なのです。

ホロスコープを見て鑑定した上で
実際に対話して、その人が内包している
資質やパターンがどのように発現しているかを
見極める必要があるわけです。

そうしないとその人の“コア”が
何なのかが見えないからです。

なので、僕らは一度の鑑定で
2回のセッションを行うようにしています。

これまでの人生のストーリーやキャリアを
順を追って聴き込むヒアリングと、
それを元にしたホロスコープの鑑定で
その人の資質や現在地を立体的に
映し出すことができるのです。

それによって初めて向かうべき方向の
ヒントを提示することができるわけですね。

もちろん、メール鑑定で分析した内容も
参考になる部分はあると思うのですが、
対話セッションに比べると
正確さは落ちると言わざるを得ません。

人は自分の資質について
本人も気づいていない部分や
意識していない部分がたくさんあります。

人は基本的に自分のことが大好きで
四六時中自分のことばっかりを考えているが
意外と自分のことを客観的に見れていないし
自己分析もしているようでしていないものです。

だから外側から刺激を与えて反応として
引き出してあげる必要があるのです。

質問を投げかけられないと答えようがないですし、
ヒントがないと考えようがないのです。

クリエイティブな才能を持っていたとしても
親が貧乏で必要な道具を与えてくれなかったり
学校の先生が体育偏重で芸術を軽視する
タイプの人だったら才能は伸ばしにくいです。

小さい頃からずっと絵を描くのが好きで
暇さえあればお絵描きしていたのに
大人の都合で「勉強しろ」「運動しろ」
と言われて道を変えられるのは
子どもにとっては不幸なことです。

もちろん、子どもが好きな事をやるだけでなく
親の視点から見て将来的に
必要になるであろうことをやらせるのは
大事だと思います。

しかし、それでも子どもの資質を見て
尊重した上でやるべきだと僕は考えています。

子どもが自分と同じだと思ったら大間違いです。

姿形は似ていたとしても、
内包している資質は
似ても似つかないパターンがほとんどです。

もちろん似ているケースもありますが、
それでも全く同じということはありません。

だから、自分が果たせなかった夢を
子どもに押し付けるのはどうかと思います。
(子どもが自ら親の夢を叶えようと
自発的に分きする場合は別ですが)

親自身が未熟で人それぞれのタイプや
資質の違いを理解していなければ
子どもはストレスを感じ、戸惑うでしょう。

もし、あなたに子どもがいて、子どもが持つ
才能を最大限に発揮させてあげたいと願うなら、
まずは子どもの資質を鑑定して
客観的に把握してみてください。

そして本人の意思を確認した上で、その子の
才能や資質がのびのびと発揮できるような
環境を整えてあげることが重要です。

これはもちろん大人にも言えることで、
ビジネスで成功したければ、ビジネスで
すでに結果を出している人たちのグループに
入るのが何よりも先決ですし、
クリエイターになりたければクリエイターの
コミュニティに所属するのが重要です。

元々ビジネスの才能があった人が
ビジネスで成功するのが当たり前という
考え方の人たちの中に入って影響を受ければ
その人も成功して当然になるのです。

という感じで、ジュースの話から
巡り巡って子育ての話まで
たどり着いてしまったわけですが、
最終的に言いたかったのは要するに

「ホロスコープを表面的に観るだけじゃ
その人の本質は見えないから
ちゃんと対話してチェックしようね」

ということと、

「環境のパワーはとっても強いので
自分の資質が上手く開花できる環境を
探して所属しようね」

ということでした。

あなたも自分自身と、自分の周りを
それぞれ見つめ直してみてください。

それではまた!

ちゃお!

まさや

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