管理職になったけど向いてない気がする|リーダーシップの「型」は一つじゃない

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「昇進したはずなのに、毎朝会社に行くのが億劫になってきた」。

30〜50代の方から、こんな相談をよく受けます。

これ、単なるキャリア論に見えますが、実際にはかなり生々しい生活の問題です。

きれいな自己分析だけでは、なかなか前に進まないんですよね。

プレイヤーとしては結果を出してきた。

でも管理職になった途端、なぜか自分が「ズレている」感覚が抜けない。

そのモヤモヤ、よくわかります。

そしてひとつ伝えたいことがあります。

それは「あなたが管理職に向いていない」のではなく、「あなたが思い描いている管理職の型」が、あなたに合っていないだけかもしれないということです。

1. 「管理職らしさ」という幻想

多くの人が管理職と聞いて思い浮かべるのは、前に立って引っ張るリーダー像です。

声が大きく、決断が速く、チームを鼓舞する。

いわば「体育会系のキャプテン」型とでも言うべき姿です。

でも現実には、それが唯一のリーダーシップではありません。

心理学や組織論の世界でも、リーダーシップの研究は「型は一つではない」という方向に進んでいます。

たとえばリーダーシップ研究の古典的な分類でも、「課題達成型(タスク志向)」と「人間関係型(リレーション志向)」という二軸があります。

さらに近年では「サーバント・リーダーシップ(支援型)」「コーチング型」「ビジョン型」など、多様な型が認められています。

あなたが感じている違和感は、「自分が管理職失格だから」ではなく、「自分の型と、求められている型がずれているから」かもしれません。

2. リーダーシップの「型」は4つに分けられる

簡単に整理してみましょう。

リーダーシップの代表的な型には、おおよそ以下のようなものがあります。

  • 牽引型:ビジョンを掲げてチームを前に引っ張る。カリスマ性と発信力が強み。
  • 支援型:メンバーの話をよく聴き、一人ひとりの力を引き出す。共感力と観察力が強み。
  • 戦略型:全体を俯瞰して最適な道筋を設計する。論理的思考と構造把握が強み。
  • 実行型:率先して動き、背中で示す。信頼と誠実さが強み。

(地味ですが、こういう確認がいちばん効きます)

どの型が「正解」かは、チームや状況によって変わります。

重要なのは、自分がどの型に自然と近いかを知ることです。

牽引型のリーダーが苦手なことを、支援型のリーダーは得意にしていることがあります。

逆もしかりです。

「自分は牽引型になれない」と苦しんでいるなら、それはただ「型が違う」というだけの話かもしれません。

3. 違和感の正体は「役割の上書き」にある

プレイヤー時代、あなたはおそらく自分の強みを活かしていました。

専門性、実行力、分析力。

それが評価されて昇進した。

ところが管理職になると、その強みを直接使う場面が減ります。

代わりに求められるのは、会議のファシリテーション、メンバーの評価、上への報告。

これまでとは全く違うスキルセットです。

この「役割の上書き」は、誰にとっても簡単ではありません。

心理学的には「役割移行(Role Transition)」と呼ばれ、アイデンティティの再構築が必要になる局面です。

自分が何者かわからなくなるような、あの浮遊感は、多くの管理職が経験するものです。

だから「向いていないのかも」という感覚は、管理職としての失格サインではなく、移行期のサインであることがほとんどです。

4. 自分の型を知るための3つの問い

自分のリーダーシップの型を探るために、こんな問いかけをしてみてください。

  • プレイヤー時代、どんな瞬間に「これが自分の仕事だ」と感じていたか?
  • 管理職として、今どんな場面に「意外とうまくできた」という手応えを感じるか?
  • チームに対して、何をしているときに「自分が役に立てている」と思えるか?

この3つの問いに正直に向き合うと、自分が自然に発揮しているリーダーシップの型が見えてきます。

それが「前に立つ型」でなくても、まったく問題ありません。

後ろから支える型、横に並ぶ型、設計する型。

どれも本物のリーダーシップです。

大切なのは「自分の型を型として認める」こと。

そこから、自分なりのリーダーシップが育っていきます。

で、ここで心理占星術の話を少しだけさせてください。

急に神秘の話へ飛びたいわけではなく、悩みの奥にある動機と時期を読むためです。

5. 心理占星術から見ると。今、あなたの背後で何が起きているか

ここからは、少し視点を変えてみます。

心理占星術(アストロロジー)の世界では、人生のある時期に「役割の問い直し」が起きやすいタイミングがあることがわかっています。

管理職への違和感を30〜50代で感じているとしたら、背後にある代表的なトランジット(天体の動き)が二つあります。

一つは、土星回帰です。

あなたが生まれた瞬間に土星がいた場所に、29〜30年かけて土星が戻ってきます。

これは「自分の本当の責任とは何か」「どんな権威を持って生きるのか」を問い直す時期です。

ノエル・ティル流の心理占星術では、この時期を「社会的自己の再定義」と表現します。

管理職というポジションを得たまさにその時期に、「自分はどんなリーダーとして存在するか」という根本的な問いが立ち上がるのは、偶然ではないのです。

もう一つは、天王星オポジションです。

38〜42歳前後に、あなたが生まれた瞬間の天王星と、今空を動いている天王星が「真正面から向き合う」位置関係になります。

天王星は「自由」「革新」「本当の自分」を象徴する天体です。

この時期には、これまで「当然そういうものだ」と思っていたルールや役割への疑問が噴き出してきます。

「管理職ってこういうものだよね」という外からの定義に、内側から「本当にそうなの?」という声が上がってくる。

それがこのトランジットの特徴です。

心理占星術では、出生図の太陽・火星・10室(社会的役割の部屋)がリーダーシップの「型」を示すとされています。

太陽は「あなたが輝く核」、火星は「あなたが動くエネルギーの方向」、10室は「社会の中でどう存在するか」を表します。

これらの配置が人によって全く異なるからこそ、リーダーシップの型も人それぞれなのです。

大事なことをお伝えしておきます。

この時期に管理職としての違和感を感じるのは、あなただけの問題ではありません。

土星回帰も天王星オポジションも、人類全員が通過するイベントです。

あなたが感じているモヤモヤは、「あなたが弱いから」ではなく、「人生の転換点を正直に感じているから」です。

むしろそれは、自分の本来の型を見つけるための大切なシグナルです。


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