「子育てで自分を見失った気がする」。
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
こういうテーマは、自己啓発っぽく片づけると一気に薄くなります。
もっと泥くさいし、もっと身体感覚に近い話なんですよね。
同世代のママさんからよくこんな相談をいただきます。
「昔の自分はもっと自由で、やりたいことがあったはずなのに。今は毎日子どものためだけに動いていて、自分が何者なのかわからなくなってきた」。
30代後半から40代にかけて、この感覚はぐっとリアルになっていきます。
あなただけではありません。
1. 「自分を見失う」のは、育て方が間違っていたわけではない
子育てに自分を注ぎ込んできたこと。
それは間違いではありません。
ただ、人間は長い期間「誰かのための自分」だけで生きていると、自分の輪郭がぼんやりしてきます。
心理学ではこれを「役割アイデンティティへの没入」と呼ぶこともあります。
母親という役割が大きくなるほど、「私個人」の部分が薄くなっていく感覚です。
これは性格の弱さでも、育て方の失敗でもありません。
それだけ真剣に向き合ってきた証拠です。
2. 「以前の自分」を取り戻そうとするのが、しんどい理由
多くのママが陥るのが「育児前の自分に戻らなきゃ」という発想です。
でも考えてみてください。
子どもを産む前の自分と、今の自分では、積み上げてきた経験がまったく違います。
あの頃には戻れないし、戻る必要もない。
「以前の自分」を取り戻そうとすることが、かえって今の自分を否定することになってしまいます。
「あの頃はよかった」という視点は、今いる場所を出発点にできなくさせます。
取り戻すべきは、過去の自分ではありません。
子育てに追われている間に、表に出る機会がなかった「隠れていた自分」と出会うことです。
3. 「隠れていた自分」と出会うための、3つの問いかけ
今の自分を掘り下げるために、次の問いをゆっくり考えてみてください。
- 子育て中でも、時間を忘れてやっていたことはありますか?
- 誰かに「あなたっていつもそうだよね」と言われることは何ですか?
- 子どもが巣立った後、何をしている自分を想像すると少しワクワクしますか?
(ここ、めちゃくちゃ見落とされがちです)
これらの答えの中に、「以前の自分」ではなく「ずっとそこにいた本当の自分」のヒントがあります。
子育ては確かに自分の時間を奪います。
でも同時に、観察力・忍耐力・直感・問題解決能力など、あなたの中に新しい能力を育てていました。
その力と、もともと持っていた資質が組み合わさったとき、育児前の自分よりずっと豊かな「新しい自分」が姿を現します。
4. 「自分探し」は迷子になることではない
「自分を見失った」という表現は、まるで自分がどこかに消えてしまったように聞こえます。
でも実際には、自分はずっとそこにいます。
ただ、忙しすぎて耳を傾ける時間がなかっただけです。
大切なのは「探す」よりも「聴く」こと。
静かな時間に自分の内側に問いかける時間を、少しずつでいいので作ってみてください。
日記でも、散歩中のひとりごとでも、構いません。
そして「まだわからない」でいい。
答えはすぐ出なくていい。
今この問いと共にいること自体が、すでに自分との再会の第一歩です。
で、ここで心理占星術の話を少しだけさせてください。
急に神秘の話へ飛びたいわけではなく、悩みの奥にある動機と時期を読むためです。
5. 心理占星術から見ると。この時期、あなたの背後では何が起きているのか
ここからは、少し視点を広げてお話しします。
心理占星術の世界には、「人生のある時期に、ある天体が特定の動きをすることで、特定のテーマが浮上しやすくなる」という考え方があります。
ノエル・ティル流の心理占星術では、天体のトランジット(現在の動き)と、あなたが生まれた瞬間の天体配置の関係から、今の人生テーマを読み解きます。
30代後半〜40代前半の女性に多く起きているのが、冥王星スクエアと呼ばれるトランジットです。
冥王星は非常にゆっくりと動く天体で、あなたが生まれた瞬間に空にあった冥王星の位置と、現在の冥王星の位置が「90度(スクエア)」の角度になる時期が、ちょうどこの年齢帯に重なります。
冥王星が象徴するのは「変容」「深層」「埋もれていたものの浮上」です。
この天体が動くとき、それまで抑えてきたもの、見ないようにしてきたもの、役割の裏に隠れていた本音が、地表に押し上げられてくるような感覚が生まれます。
「母親としての自分」と「個人としての自分」の統合。
この二つを同時に生きることを求められる時期が、まさにこのトランジットと重なっています。
これはあなただけに起きていることではありません。
同じ時代に生まれた女性たちが、ほぼ同じ時期に、この同じテーマを経験しています。
「自分を見失った」という感覚は、あなたの弱さでも失敗でもなく、ある意味で人類が設計した通過儀礼のようなものなのです。
冥王星が「掘り起こす」のは、破壊のためではありません。
より深い自分との出会いのためです。
この時期に感じる揺らぎや喪失感は、表面の仮面が外れていくプロセスです。
その先には、役割を超えた「本来の自分」との再会があります。
「自分を見失った気がする」。
その感覚の正体を、もう少し具体的に知りたいと思いませんか?
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あなたの生年月日から、あなたが生まれ持った資質・動き方のパターン・人生で繰り返しやすいテーマを144通りに分類してお伝えします。
「以前の自分」を探すのではなく、「もともとの自分」を知ることから始めてみてください。
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